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1兆度以下にまで冷えてくるとパイ中間子のようなメソンも存在できなくなってしまいます。
です。このとき次のような反応(弱い相互作用)が盛んに起こっているので、陽子と中性子の数は釣り合っています。
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前に述べたように中性子の方が陽子より少しだけ重たくて、その質量差はおよそ1MeVでこれは約100億度に相当します。 となっています。この比は、中性子と陽子の質量差と、上の反応のバランスが崩れるときの温度だけで決まっています。もし中性子が少しでも重ければ、中性子の数は減っていて、この比の値はもっと小さいものになっていたでしょう。 |