|
|
|||||||||||||||||||||||||
前の章でお話ししたように、温度が高くなると物質はバラバラになって、その構成要素に分解されてしまいます。 |
|||||||||||||||||||||||||
まず身近なところで、私たちの世界を作っている物質を考えてみましょう。
これらの物質はすべて原子から出来ています。原子には様々な種類があって1つ1つの種類のことを元素(げんそ)といいます。 |
|||||||||||||||||||||||||
1つ1つの原子では、原子核の周りにマイナスの電荷を持つ電子が回っています。
原子が集まっていろいろな物質を作るとき、原子が持っている電子をやりとりして結合します。 という約束です。日常的なエネルギーの単位としてよく使われる1カロリーというのは2.6x1019eVです。 |
|||||||||||||||||||||||||
原子の大きさはおよそ1億分の1センチですが、原子核の大きさはどのくらいなのでしょうか? 陽子、中性子の大きさはおよそ10-13cm、つまり1億分の1cmのさらに10万分の1です。 一方、陽子と中性子はほぼ同じ質量(少しだけ中性子が重い)で電子の質量の2000倍です。従って、1つの原子の質量はほとんどが原子核が担っています。 原子の大きさは電子の軌道半径で決まっていますが、その質量は原子全体の10万分の1程度の大きさの原子核に集中しているのです。 では原子核はどのようにして作られているのでしょうか? |