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夜空を見上げると、何時、どこでどの方向を見ても殆ど同じ程度に星が散りばめられています。この「どの方向を見ても同じ」と言うことを「等方」と言います。星座に詳しい人ならば季節や時刻、見る場所によって「何とか座」が見えたり見えなかったりするので異論があるかも知れません。
また天の川があるところは星が沢山集まっていてるので「どの方向を見ても同じ」とは言えないでしょう。
天の川なんか見たこともない? |
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ここで「銀河でさえ砂粒のように小さい」という表現を使いましたが、一体銀河の大きさとはどのくらいなのでしょう? 次に身近な太陽系を見てみましょう。
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私たちの太陽系は天の川銀河とよばれる星の集団の中にいます。その様子を表すと下の図のようになります。
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では星の分布が等方ならば私たちを中心に球対称(同心球状)に分布しているかというと、それは私たちの地球あるいは太陽系を特別であると考える天動説になってしまいます。私たちが宇宙の特別な場所にいるのではないとすると、宇宙のどこへ行っても同じような星空が見えると考えられます。このように宇宙のあらゆる場所は同等であるということを「一様」と言います。 |