相対論
種別 専門選択科目、2単位
教育目標 現代物理学の基礎である特殊相対論を学習する。具体的な目標は
  • 2つの基本原理から相対論を構築すること
  • 相対論的な物理法則の書き換えを理解すること --- 相対論的因果律、E=mc2の導出、電磁気学
  • 相対論的エネルギー・運動量保存則の応用問題を解けるようになること
履修上の注意 各自講義ノートをダウンロードして用意すること。入手方法は第1回の講義の時間に説明する。
講義ノートに掲載している演習問題を解くこと。
授業概要 光速不変の原理と相対性原理を紹介し、 それらに基づいて相対論を構成していく。まず、光速不変の要請を満たす 慣性系の間の座標変換として Lorentz変換を導入する。その結果として Lorentz収縮や同時刻の相対性、相対論的因果律が導かれる。次に 物理法則(力学・電磁気学)を相対論的な形式に書き換える。
授業予定 1. 特殊相対論の基本原理
 実験事実と2つの基本原理

2. Lorentz変換
 特殊なLorentz変換
 Lorentz変換の帰結
  --- 時計の遅れ、Lorentz収縮、時空の概念、相対論的因果律(速度の合成則)
 一般的なLorentz変換

3. Minkowski時空のベクトルとテンソル
 Minkowski時空のベクトル
 Minkowski時空のテンソル
 Lorentz不変な法則の定式化

4. 相対論的力学
 相対論的運動方程式
 エネルギーと運動量
 運動学の応用問題

5. 電磁気学
 Maxwell方程式の再定式化
 ゲージ変換とLorentz条件
 電磁場テンソルとその変換則
成績評価基準 期末試験によって判定する。
単位取得状況 登録者数:50 合格者数:13 不合格者数:12 単位取得率:0.260 (2004)
登録者数:68 合格者数:13 不合格者数:20 単位取得率:0.191 (2005)
登録者数:55 合格者数:33 不合格者数:6 放棄者数:22 単位取得率:0.600 (2006)
登録者数:71 合格者数:10 不合格者数:30 放棄者数:31 単位取得率:0.141 (2007)
登録者数:63 合格者数:14 不合格者数:19 放棄者数:30 単位取得率:0.222 (2008)
関連リンク 講義ノートのダウンロード
授業評価
改善計画
2005, 2006

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