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太陽系から5000〜7000万光年の距離に分布する2000個ほどの銀河から形成されている銀河団です。M49、M84、M86、M87といった大きな銀河や、お隣のかみのけ座に属するM98、M99、M100といった銀河を含んでいます。

おとめ座銀河団は、私たちの天の川銀河、アンドロメダ銀河、M51銀河群、M81銀河群、しし座トリオ銀河を含む「おとめ座超銀河団」の中心にあります。おとめ座超銀河団は、直径が約2億光年で約100の銀河団や銀河群を含み、質量は太陽の10¹⁵倍です。その質量の大部分は光っている星ではなく、ダークマターです。

• 2016/3/8　佐賀県小城市にて
  
  
  メシエカタログの番号を入れてみました。M84、M86が並んでいる辺りは「マルカリアン・チェーン」と呼ばれています。
  使用鏡筒：Zeiss Apo-Sonnar T*2/135　（f=135mm)
  使用カメラ： Nikon D5200
• マルカリアン・チェーン（2016/4/30　佐賀県小城市にて）
  
  
  
  
  マルカリアン・チェーンを切り出してみました。M84からNGC4477までの銀河の列をそう呼びますが、それ以外にもたくさんの銀河があります。
  使用鏡筒：TAKAHASHI FSQ-85ED + 35EX　（f=675mm)
  使用カメラ： Nikon D810A
• M98、M99、M99銀河（2016/4/29　佐賀県小城市にて）
  
  
  
  
  マルカリアン・チェーンの上の方の画像になります。かみのけ座に含まれていますが、ここにもおとめ座銀河団に属する銀河が多数見られます。
  使用鏡筒：TAKAHASHI FSQ-85ED 　（f=450mm)
  使用カメラ： Nikon D5200